数字に見るConfit~ 2022年を振り返ります~
こんにちは!セールスの小林です。
WBCの日本優勝、感動しましたね!
私は普段あまり野球中継など観ないのですが
この2週間は、自宅にあるペッパーミル…もとい
ソルトミルをゴリゴリしながら全力で応援をしていました。
3年後の開催が今から待ち遠しいです。
さて今回は、学術大会ならびにConfitの1年間を振り返ります!
2022年度は、新型コロナウイルスの対策緩和に伴い「学術大会のあり方」を模索した年でもありました。
1年間の出来事を振り返りつつ、Confit利用データ(開催年度:2022年4月〜2023年3月)から
見えてきた内容についてご紹介します。
1.Confit利用大会の開催方式の変化
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、近年はオンラインでの学会開催が多くみられましたが、2022年度に入り、現地やハイブリッドで大会を開催をする学会が増えました。
2020年度はオンラインでの開催が93%と圧倒的な割合を占めていましたが、徐々に対面を取り入れた開催が増え、今ではオンラインで開催の割合は24%となっています。
また現地開催の割合は、2020年度の0%から2022年度は31%と大きく伸びました。
コロナ以前の日常が少しずつ戻りつつあるのだと嬉しく思うとともに、コロナ後のニューノーマルとしてオンラインによる開催が定着したことを感じます。
2.Confit利用大会数・利用形態の推移
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
---|---|---|---|---|---|
Confit利用数 | 178大会 | 217大会 | 227大会 | 301大会 | 292大会 |
2022年度全体のConfit利用数としては292大会で、利用形態別に見ると「Confit All in One」が最も多く全体の50%(152大会)で利用しています。
このデータから、演題登録からプログラム編成、公開まで一気通貫できることで、事務局の作業負担軽減や作業の正確化につながるとご好評いただいていることが見て取れます。
また、最近では”大会準備のオンライン化”のためConfit All in Oneをご採用いただくことも増え、新型コロナウイルスの感染拡大によって、学術大会のデジタル化の影響も感じています。
先日公開したブログの中でも、学術大会のデジタル化を進められた学会様の声をご紹介しています。Confit All in Oneへのご感想もいただいていますので、ぜひご覧ください。
そして2番目に多いのが「演題/参加登録システムのみ」で25%(76大会)、次いで「Web抄録システムのみ」で16%(49大会)です。
前年度と比較すると「Web抄録システムのみ」が24%(72大会)から16%(49大会)に減少、「演題/参加登録システムのみ」が19%(57大会)から25%(76大会)に増えました。それぞれの利用形態の割合が大きく変動しています。
過去3年間は”オンライン開催のプラットフォーム”としてConfitをご利用いただくことが多かったのですが、今回のデータからオンライン以外の開催が増えてきたことを感じます。
3.機能別利用大会数の推移
続いて、「収集する」「管理する」「公開する」のフェーズに沿って、Confitの代表的な機能ごとにの利用大会数とその推移を見てまいります。
①収集する
演題登録システム/参加登録システム
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度(3月時点) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Confit利用数 | 178大会 | 217大会 | 227大会 | 301大会 | 292大会 | |
演題登録機能 | 利用数 | 110大会 | 140大会 | 129大会 | 193大会 | 216大会 |
利用率 | 62% | 65% | 57% | 64% | 74% | |
参加登録機能 | 利用数 | 42大会 | 60大会 | 112大会 | 175大会 | 188大会 |
利用率 | 23% | 28% | 49% | 58% | 64% |
2022年度の演題登録機能の利用数は216大会で、全体の74%の大会で利用されています。
また参加登録機能の利用数は188大会にのぼり、全体の64%の大会で利用されています。
どちらも大変ありがたいことに、利用数が年々増加傾向にあります。
そして注目するもうひとつのポイントは、両者の利用率が60%を超えている点です。
「収集する」フェーズにおける利用パターンの推移を下表にまとめました。
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度(3月時点) | |
---|---|---|---|---|---|
演題登録のみ利用 | 71大会 | 86大会 | 54大会 | 54大会 | 54大会 |
参加登録のみ利用 | 3大会 | 6大会 | 37大会 | 32大会 | 22大会 |
両方利用 | 39大会 | 54大会 | 75大会 | 141大会 | 162大会 |
演題登録システムと参加登録システムをセットで利用する大会が増えており、Confitの特徴である「演題登録と参加登録が一つのアカウントで完結できる」メリットを皆様に実感いただけているのだと感じています。
また参加登録システムについては、機能拡張にも力を入れてまいりました。
学会のトレンド・皆様のご要望を受け、withコロナ時代にご活用いただける機能を多数リリースしています。下表にまとめましたので、進化の軌跡をぜひご覧ください!
年月 | 2022年度・拡張内容 |
---|---|
2022年1月 | 参加証ダウンロード機能の機能拡張(従来の名刺サイズのほか、イベントサイズでの出力を実現) |
2022年4月 | 現地受付QR発行機能のリリース |
2022年4月 | 領収書・請求書の機能拡張(コンビニ決済への対応、口座名義の表示) |
2022年7月 | 参加登録に伴う機能拡張(アカウントの自動発行、参加登録情報の変更) |
▼「収集する」機能の詳細はこちら
- 演題登録システム:https://about-confit.atlas.jp/functions/submission
- 参加登録システム:https://about-confit.atlas.jp/functions/registration
②管理する
演題査読機能/プログラム編成機能
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度(3月時点) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Confit利用数 | 178大会 | 217大会 | 227大会 | 301大会 | 292大会 | |
演題査読機能 | 利用数 | 14大会 | 33大会 | 26大会 | 40大会 | 50大会 |
利用率 | 8% | 15% | 11% | 13% | 17% | |
プログラム編成機能 | 利用数 | 32大会 | 59大会 | 79大会 | 151大会 | 151大会 |
利用率 | 18% | 27% | 35% | 50% | 52% |
2022年度の演題査読機能の利用数は50大会で、全体の17%の大会で利用されています。
またプログラム編成機能の利用数は151大会にのぼり、全体の52%の大会で利用されています。
特にプログラム編成機能は、作業の効率化・正確化の意味合いだけでなく、オンラインでプログラム編成を実施することで、感染拡大防止に向けた取り組みとして導入した大会も多くあります。導入の結果、感染症拡大防止や作業の効率化ほか、編成委員の旅費・交通費などの雑費削減等、副次的なメリットも得られたと喜びのお声をいただきました。
”大会準備のオンライン化”や”withコロナ時代の学術開催”の影響が顕著に出ている機能と感じます。
▼「管理する」機能の詳細はこちら
③公開する
Web抄録システム/モバイルアプリ
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度(3月時点) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Confit利用数 | 178大会 | 217大会 | 227大会 | 301大会 | 292大会 | |
Web抄録システム | 利用数 | 77大会 | 94大会 | 162大会 | 234大会 | 211大会 |
利用率 | 43% | 43% | 71% | 78% | 72% | |
モバイルアプリ | 利用数 | 79大会 | 96大会 | 22大会 | 26大会 | 45大会 |
利用率 | 44% | 44% | 10% | 9% | 21% |
2022年度のWeb抄録システム利用数としては214大会で、全体の71%の大会で利用されています。こちらは前年度と比較すると減少傾向が見られます。
一方モバイルアプリについては、48大会と全体の15%の大会で利用されており、前年度と比較して利用数が増えています。このデータからも学会開催形式の変化を感じますね。
ここまでの話から「Web抄録システム=オンライン開催向けプラットフォーム」としてイメージされる方も多いかと思いますが、Web抄録システムは開催形式問わず柔軟にご活用いただけるサービスです。以下ブログにておすすめの機能をご紹介しています。ぜひ御覧ください。
▼「公開する」機能の詳細はこちら
- Web抄録システム/モバイルアプリ:https://about-confit.atlas.jp/functions/online-publication#online03
4.最後に
以上、Confit利用数の推移のご紹介でした!
コロナ禍3年目となった2022年度は、学術大会にも様々な変化があった年になりました。
この目まぐるしい変化に置いていかれないように、Confitはこれからも進化を続けます。
2023年は継続的に行っている機能拡張にとどまらず、
「プログラム公開サイトリニューアル」や「登録用アカウントと閲覧用アカウントの統合」も
予定しています。
皆様に喜んでいただける内容と自負しておりますので、ご期待いただければ幸いです。
気になる機能などございましたら、担当営業またはお問合せ・お見積りフォームからお気軽にご相談ください。
今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。