Confitの3年後を見据えて ~Confit2026~
みなさま こんにちは。学術大会 事業部長の田口です。
今年も本当に暑い夏でしたが、少し秋めいてきましたね。学術大会のシーズンでもあります。
弊社アトラスもサービス提供の立場からしっかり皆さまを支え、大会の成功を一緒に喜べたらと思います。
さて、今回はタイトルにあるとおり、2024年度に「Confit2026」として3年後を見据えた新たなConfitミッションを設定しましたので、そのご紹介です。
Confitをご利用中の学会様も、今後の利用をご検討いただいている学会様もぜひご一読いただき、今後の私たちのサービス展開に期待していただければと思います。
はじめに
2021年8月に「Confitの今後の大きな指針 “Confit2023” を定めました」という記事を公開しています。
これは2021年に定めた「Confit2023」というもので、当時「Confitがどのような状態になっていれば、皆さまにとって価値のある存在になれるのだろうか?」 ということを学術大会事業に関わるメンバーで議論し、そのアンサーを社内での共通認識にしたものです。
これまでの「Confit2023」
「Confit2023」では以下を定義していました。
Why 何のためにConfitが存在しているのか |
「大会を成功させるためにConfitはある」 |
What
Confitが担うこと |
①大会の成功のために、効率化して時間を捻出するのがConfitの役割 |
②大会の成功のために、使いやすいことがConfitの役割 |
「大会の成功」と一概に言っても、参加者が満足した、黒字化した、運営の負担が少なかった、出展企業が満足した等さまざまな側面があります。3年前にも記載しましたが、Confitはこういった側面全部に直接的に寄与することはできません。
そのため、上記に記載した役割を担うことで、Confitにしかできないやり方で大会の成功に寄与できると考えています。
上記の役割(What)から手段や具体的実施事項を定め、それらを指針として3年間、システムの開発やサービスの展開をしてまいりました。3年間の具体的でかつ大きな取り組みとしては、オンライン公開サイトがリニューアルしたことが挙げられます。
リニューアルしたオンライン公開サイトでは「役割」に当てはめると以下が実現しています。
一部ですがご紹介します。
役割1「効率化して時間を捻出すること」
- 大会サイトの導線改善
- ウェブサイトのメニューの配置を変更することができ、参加者が必要な情報にすぐにたどりつけるように変更しました
- 大会からのお知らせの負担軽減
- 「お知らせ配信」の予約投稿ができるようになりました
役割2「システムが使いやすいこと」
- アカウント統合による利便性UP
- 参加登録システムとプログラム公開サイトのアカウントを統合し、利用者は1つのアカウントで参加登録もプログラム閲覧もできるようになりました
- 参加者の興味に合わせたプッシュ通知
- ブックマーク登録した演題にコメントがされたら「コメント通知」が届くようになりました
実施していることのひとつひとつは利用者にとって小さいことかもしれませんが、このような少しずつの改善を確実に実現していき、皆さまの大会成功に向けて、サポートしたいと思っています。
3年後を見据えた「Confit2026」
さて、本題の「Confit2026」です。2024年度になり、また3年後を見据えてConfitの形をどうするかを検討しました。
検討結果は以下の通りです。
ご覧のとおり、Confitのミッションは「大会を成功に導くこと」、これについては2021年に定めた「Confit2023」から変更ありません。また役割1、役割2は継続です。
今回新しく追加したのは役割3「学術情報流通のインフラとしての責任を果たすこと」です。
これまでは、大会の発表を終着点として役割を果たしてまいりました。ただ、研究成果の発表は終点ではなく、その成果が他者に活用されることでさらなる意義が生まれます。そのため、Confitは学術情報を確実に保存し、そしてDOIなどの学術のルールに従って流通させることで、情報のインフラとしての役割を持っていきたいと思います。さらにシステムの堅牢性を保ちつつ、情報を安全かつ持続的に提供していくことも使命のひとつです。
Confitをご利用中の学会様も、今後の利用をご検討いただいている学会様も、これらの役割のもとに開発していくConfitのサービス展開に期待していただき、長期にわたって皆さまと大会をご一緒できたらと思います。