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Confitのプログラム編成システム「Session Builder」が特許を取得しました

高橋です。
ブログは久しぶりの登場です。

このたび、Confitのプログラム編成システム「Session Builder」が特許(特許第6798715号)を取得しましたので、そちらについて書きたいと思います。

あらためてプログラム編成システムとは

Confitは、①投稿(査読)→ ②プログラム編成 → ③オンライン公開、といったように演題データの流れをシームレスにしますが、②のプログラム編成システムでは、各演題に対して「どの日の、どの時間の、どのセッションの、何番目で発表してもらうか」を並び替える役割を担っています。②で確定したデータが③のプロセスに流れます。

「どの日の、どの時間の、どのセッションの、何番目で発表してもらうか」といったプログラム編成を、

“簡単に”、
“手戻りなく”、
“集まらなくても”

できるように、こちらのシステムを開発しました。これらの実現のために、発表者や座長の重複チェック機能やデータのリアルタイム更新など、システムの裏側は、なかなか難しい仕掛けになっております。

特に複数の先生方が別の端末で同時に操作されることが通常なので、リアルタイムに更新されるという点を重視しましたし、ご利用の学会様にも大変評価いただいています。
また、コロナ渦ということもあり、今までは集まってプログラム編成をしていた学会がオンラインで実施するために導入いただくケースも目立ってきました。

機能については、こちらもご覧ください。

プログラム編成のサンプル画面。赤枠のセッションは重複を示している。

プログラム編成のサンプル画面 ※赤枠のセッションは重複を示している。


どの部分が認められたのか

セッションや演題の割当、並べ替え、重複チェック、重複があった場合の画面での通知、といった、編集委員や事務局にとって効率の良いプログラム編成を可能にする点が認められています。

なぜ特許を取得したのか

開発直後、デモサイトを見ていただいた何名かの先生から「これは革新的だね。特許とったほうがいいよ」というコメントをいただいたのがきっかけです。
アトラスとしては、これまで特許を取得したことがなかったので、そのプロセスを経験するというのも目的の1つでした。
思ったより、手間なく取得できて少し拍子抜けしました(弁理士さんが優秀なのですが)

 

プログラム編成システムは既に170以上の学会で利用実績があります。
ポジティブな評価をたくさんいただいていますので、採用した学会の皆様に便利にご利用いただいていると思います。今後も微調整を続けながら、より使いやすいものを目指していきますので、よろしくお願いいたします。