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【Confitバージョンアップ情報 Ver.5.5.0】条件付き採択機能をリリースしました!

こんにちは!セールスの堀田です。

 

3月11日のバージョンアップで査読システムに「条件付き採択機能」が追加されました。

多くの学会様に幅広くお役に立てる機能ではないですが、学会様の査読フローによっては「かゆいところに手が届く」、そんな機能が作れたのではないかと思います!

 

今回のバージョンアップにより、以下のような査読フローに対応できるようになりました。

査読のフローを表した図。条件付き採択機能によって通常の採択・不採択だけでなく、修正後に採択するフローにも対応できるようになっている。

「条件付き採択機能」とは?

採否登録時に通常の「採択」「不採択」だけではなく、(指摘箇所の修正などの)条件を満たすことによって採択とする「条件付き採択」を設定できる機能です。

条件付き採択ありの場合の採否設定画面例

単に管理上区別できるだけでなく、投稿者への修正依頼や採択通知を送る際の絞り込み条件にも使えるため、査読・審査フローにおいてシステム内でカバーできる範囲が広がりました。

投稿管理の検索条件画面。条件付き採択で絞り込みが出来るようになっている。

 

「条件付き採択機能」のリリースによる変化

従来のConfitでできていたこと

  • 査読後に「採択」「不採択」を振り分けること
  • 採択演題すべてに対して修正を依頼すること
  • 採択演題すべてに対して採択通知を送ること

従来のConfitではできなかったこと

  • 採択演題の中の一部演題にだけ修正を依頼すること
  • 採択演題の中の一部演題にだけ採択通知を送ること

新たにできるようになること

  • 「条件付き採択」の演題にのみ修正を依頼すること
  • 「条件付き採択」を除く「通常採択」の演題にのみ採択通知を送ること

 

つまり、これまでは「条件付き採択」であってもシステム上は「採択」に振り分けるしかなかったため、「条件付き採択」と「通常採択」でその後のフローを分岐させることができませんでした。

「条件付き採択」の投稿者に修正依頼をすれば「通常採択」の投稿者も修正できるようになってしまいますし、「通常採択」の投稿者に採択通知を送れば「条件付き採択」の投稿者にも送られてしまいました。(あるいはそれらを避けるために膨大な手作業が発生してしまっていました。)

 

条件付き採択機能により「通常採択」と「条件付き採択」を明確に区別できるようになったため、査読フローに対する柔軟性が向上しています。

その他の機能調整

条件付き採択機能の実装に伴い、採否設定画面の設計を見直しました。

ページ送りの追加

従来の採否設定画面はカテゴリごとにすべての演題が1ページに並んで表示されていました。

カテゴリ内の演題数が多いとページの表示に時間がかかってしまっていたため、件数が50件を超える場合はページを切り替えて表示するように調整しました。

 

ソート機能の追加

従来の採否設定画面の並び順は査読平均点順で固定でしたが、受付番号順でのソートも選択できるようになりました。

採否設定画面のキャプチャ。ソート順をプルダウンで切り替えられるようになっている。

審査状況サマリの表示調整

これまで審査状況は一般講演と招待講演を区別せずに表示していましたが、招待講演は必ず採択される前提として、採択率の算出対象などからは除外しました。

審査状況サマリの画面キャプチャ

今回の主なバージョンアップ内容は以上になります。

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