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【Confitバージョンアップ情報 Ver3.5.0】査読を必要とするファイルの提出機能を加えました

高橋です。

9月12日に、ConfitのVer.3.5.0をリリースしました。

今回の拡張で、査読に回すファイルを投稿できるようになりました。
拡張前からファイルの投稿自体は可能でしたが、
①当該ファイルを査読者に回す必要がある
②ブラインド査読にも対応できる
という2点を実現しています。

バージョンアップで追加された機能

Ver.3.5.0

# 拡張機能 内容
査読用ファイルの投稿機能 査読を必要とするファイルを著者にアップロードさせる機能です。COIファイルなど査読対象となるファイルが存在する学会でご活用ください。

なぜ拡張したのか?

COIファイルは査読項目でもあるので、査読者に回す必要がありました。今までもファイルの投稿自体はできたのですが、査読者画面からファイルを取得する機能がなかったため、査読者に回すためのローカル作業を事務局にお願いすることとなり、大変なお手間をかけておりました。
機能化したことにより、査読者や編集委員に投稿ファイル + 査読用ファイルをスムーズに渡すことが可能となります。

考慮したこと

“誰の投稿を査読をしているのか査読者はわからない” という、いわゆるブラインド査読を実施している学会も多いです。
その点を考慮し、著者が投稿したファイルのプロパティ情報(ファイルの作成者情報)を自動で削除するようにしました。これにより、ファイルの作成者情報から誰が投稿したのか査読者には一目瞭然といったことを防ぎます。
このあたりはシステムを導入する利点だと思います。オフラインで受け付けると、誰かがプロパティ情報を確認する必要が生じるので、かなりの手間だと思います。

画面例

こちらの画面例は査読者が自分に割り振られた投稿を確認する画面です。
著者が添付してきたファイルをダウンロードして確認できますが、前述のとおりファイルのプロパティ情報を自動削除しているので、誰が作成したファイルかわかりません。
この画面例の学会の場合、投稿者の名前を査読者に開示しているので、プロパティ情報の削除はあまり意味をなしませんが、ブラインド査読を実施している学会には有効な機能となります。

 

 

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