スタッフブログ

【支援活動紹介】私たちにできること

こんにちは!セールスアシスタントの山本です。

Confitスタッフブログに今回で2回目の登場です。

 

あの3.11の東日本大震災から11年が経ちました。

アトラスでは震災後、「日本の復興のために何ができるか」をスタッフで話し合いました。

その中で、「何か継続的な支援活動ができないか?」という意見から、震災により学ぶことを断念した子どもたちが多くいる事実に目を向け、被災した子どもたちの教育をサポートする桃・柿育英会」という事業に共感し、2012年より、売上の一部を継続的に寄付しておりました。

しかし、2020年3月をもって、「桃・柿育英会」の事業終了が発表されました。

私たちは「継続的な支援を」という考えのもと、スタートした取り組みなので、「桃・柿育英会」は終了となりましたが、「桃・柿育英会」と同じく、学ぶことが困難な状況下になった子ども達に教育の機会、学ぶ場を提供する、という活動に賛同し、

2020年から「公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン」へ売上の一部を寄付しております。

「チャンス・フォー・チルドレン」の活動

■目的

家庭の経済格差による子どもの教育格差を解消し、貧困の世代間連鎖を断ち切ることを目的としています。

■活動内容

経済的な困難を抱える子どもたちに塾や習い事、体験活動等で利用できるスタディクーポンを提供しています。

アトラスの取り組み内容

アトラスの利用サービスに応じた寄付を実施しております。

弊社のサービスを利用する学協会様、研究者の皆様が増えるほど、チャンス・フォー・チルドレンを通じた支援につながるので、サービスをご利用いただく嬉しさに加えて、もう1つの喜びにもなっています。

アトラスの利用サービスに応じた寄付額

サービス 利用サービス 寄付額
学術大会支援サービス Confit Submission    
・Confit Registration  ※1
10円 / 1投稿
Confit All in One   ※2

・Confit Publication  ※3

1,000円 / 1大会
ジャーナル支援サービス Editorial Manager 10円 / 1投稿
学会向け会員管理サービス SMOOSY 1,000円 / 1学会

※1 Confit Submission・Confit Registration:演題登録、参加登録システムを利用したサービス
※2 Confit All in One:演題登録~公開までの一連の流れをシームレスに実現したサービス
※3 Confit Publication:公開システムを利用したサービス

アトラスの活動報告

    •  チャンス・フォー・チルドレン(2019年度〜) 累計:1,163,170円
    •  桃・柿育英会(2012年度〜2018年度)     累計:2,659,640円

過去5年のConfitサービス利用件数

年度 Confit Submission
・Confit Registration
Confit All in One
・Confit Publication
全サービス寄付額
2016年度 537件 67大会 403,600円
2017年度 9,885件 103大会 434,200円
2018年度 19,513件 106大会 460,230円
2019年度 23,763件 198大会 605,660円
2020年度 17,167件 170 大会 557,510円

支援を受けた子どもたちの声

チャンス・フォー・チルドレンからは、毎月の活動報告が届きます。あわせて、支援を受けた子どもたちから直筆の感謝の手紙を頂戴することもあります。
ここで、子どもたちの声を一部抜粋してご紹介いたします。

アトラスさまへ

私は予備校へ通うためにクーポンを利用させて頂き、自分がこのクーポンがどのようにして私の元へ届いているのか、どう使用するべきなのか、自分自身知る必要があると思い、資料やインターネットで調べました。すると、私がこうして予備校に通えているのはこのような心温かい寄付のおかげだと知り、自分はとても幸せ者なのだと日々実感しております。

私は現在、高校一年生で、このコロナ禍の中、思うように学習が進まず、自分の中での様々な葛藤がある中、クーポン利用という形で学習環境をよりよいものにでき、可能性が広げられとても嬉しく思います。

また私は将来、放射線技師になるという目標があります。

この目標は中学2年生からの目標で、大学進学が一つの通過点だと思っており、日々勉強に追われる毎日です。大学進学は大きな壁であり、私にとって人生をかけた大勝負といっても過言ではありません。そんな中、このクーポンには目標達成のための支援をしてもらっているのだと心から感謝しております。

私はクーポンをもらった当初からクーポンのありがたさ、寄付者様の温かい心遣いに気づいていればよかったと悔やんでいます。

だからこそ、今まで以上にクーポンを大切にし、自分の目標を達成するために、クーポン利用で頑張ります。

(宮城県/高校1年生)

 

アトラスさま

私たちに学びの機会をくださり本当にありがとうございます。

私は家庭の事情から大学受験に向け塾を利用することは厳しいと思っていましたが、CFCクーポンを高2の夏から使用させていただき塾に行くことができています。

高一の頃は「塾にいけなくてもきっと大丈夫」と周りが次々と通い始める中、自分に言い聞かせていましたが、実際今思ってる事は行っていなかったら、どうなっていたんだろうということでした。

受験は確かに自分の努力が一番重要ですが、塾の有無で同じ努力でも、たどり着ける場所が大きく変わることに気付きました。私は将来、発展途上国で教育と経営の面で協力したいと考えていて、そのために行きたい国立大学があります。今の学力では厳しいままなのですが、絶対に下げません。何としてもそこに見合う学力まで引き上げます。それが贅沢に塾に行かせていただいている私に今できる感謝の伝え方だと思っています。本当に私の人生の選択肢を広げてくださって、ありがとうございます。この機会を無駄にすることがないよう残りの一年頑張っていきます。

(大阪府/高校2年生)

 

失礼とは思いましたが、チャンス・フォー・チルドレンのご担当の方に「(お手紙は)子どもたちに強制してるのではないですよね?」と伺ったところ、

笑いながら「よく言われるんです」とおっしゃっていました。
「強制はしていませんが、クーポンの原資が企業や個人の寄付金であるということは伝えています」とのお話でした。

子どもたちから受け取るお手紙は、私達の取り組みの大きなモチベーションの1つになっています。

私たちにできること

チャンス・フォー・チルドレンの担当の方の話によると、昨今のコロナ禍におけるオンライン教育にも格差が生まれているそうです。

  • 子どもの約4人に1人が自由にインターネットを利用できる環境にない
  • 子どもの約2人に1人が自由に使用できるPCやタブレット端末を保有していない

紛争、自然災害、コロナ禍において、子どもたちが、貧困により学ぶチャンスが奪われないよう、また子どもたちから頂いた手紙にもありますように、将来の選択肢を広げられるよう、支え合う世の中であってほしいと願っております。

アトラスはこれからも、チャンス・フォー・チルドレンの活動を応援していきます。

今年度も、多くの方にアトラスのサービスをご利用いただきましたので、寄付額も昨年より多くなる見込みです。

いつもアトラスのサービスをご利用いただき、ありがとうございます。
この場を借りて、心より感謝申し上げます。