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国際会議誘致・開催の頼れるパートナー「日本政府観光局(JNTO)」をご存知ですか?

※2023年6月29日 一部内容について追記いたしました。

こんにちは。学術大会ソリューション部 部長の田口です。あっという間に10月ですね。

この夏、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、世界中のアスリートに関するニュースがメディアを賑わせました。各国を代表するアスリートが日本を舞台に繰り広げる勇姿に、感動を覚えた方も少なくないのではないでしょうか。

オリンピックに代表されるスポーツに限らず、世界の人々との関わりによって経済発展や文化振興など様々な恩恵を得ることができます。
学術研究の世界においては世界の研究者が集う国際会議が、学術の発展に寄与しています。世界中の最新の研究が集まり、また様々な知見や視点が交わる国際会議の場によって研究を深めるきっかけを得た研究者の方も少なくないでしょう。

研究者のみなさまのなかには「国際会議を誘致・開催したい」と考えている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、いざ国際会議を誘致・開催することになると、開催地の選定や提案書の作成といった事前準備などやらなければならないことは膨大で、なかなか国際会議の誘致・開催に足を踏み出せない方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、頼れるパートナーとなるのが、本記事で紹介するJNTOです。
この記事では、「JNTOってなに?」「どんな支援をしてくれるの?」などを紹介したいと思います。

JNTOってなに?

JNTOとは、日本政府観光局(正式名称:独立行政法人 国際観光振興機構)のことです。日本初のオリンピックが東京で開催された1964年に設立され、訪日外国人旅行者の誘致を担ってきた日本政府の公的なインバウンド専門機関です。
JNTOは、国際会議をはじめとする「MICE (注1)」誘致のナショナル・ビューローとして、世界各都市にある海外事務所のネットワークを通じたプロモーションやマーケティングを実施しています。
日本の公的な機関として、未来の日本をより豊かに、元気に、明るくすることを目指し、国際的な相互理解の促進や日本のブランド力向上などの実現に取り組んでいます。
公的な機関だからこそ得られる安心感は、とても大きいですね。

詳しいJNTOの国際会議の誘致活動については以下です。

【WEBサイト】 https://mice.jnto.go.jp/

【Facebook】   https://www.facebook.com/japanconvention/

【LinkedIn(英語)】 https://www.linkedin.com/organization-guest/company/japan-convention-bureau/

  • (注1)MICEとは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議 (Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字を使った造語で、これらのビジネスイベントの総称です。

どんな支援をしてくれるの?

国際会議を誘致・開催するためには、提案書の作成や会場選定等、準備に多大な労力がかかります。特に初めて国際会議を主催される場合には、何から手を付けていいか分からないかと思います。
JNTOでは、ご経験の有無に関わらず、国際会議誘致・開催のために様々な支援メニューが用意されています。以下はその一例です。

  • 候補都市選定
    会議の規模や条件に応じてふさわしい開催地(都市)の選定の参考になる情報を提供しています。
  • 準備・運営に関するコンサルティング
    誘致・開催をお考えの先生方(主催者)に向けたセミナーやマニュアルの提供、また、誘致されたい会議に関する戦略の策定といったコンサルティングも無料で実施しています。
  • ビッドペーパー作成支援・招請レター
    候補都市のコンベンション・ビューローと連携し、都市の情報やPR用画像・動画データの提供、JNTO理事長名のサポートレターの発行をします。
  • 誘致支援グッズの提供
    日本をアピールするための魅力的なグッズを提供しています。
  • 視察支援
    日本で国際会議開催の可能性のある海外の国際学会・団体の開催地決定権者(キーパーソン)を招請する支援をしています。
  • 寄附金募集・交付金交付制度
    国際会議開催のための寄附金を受け入れ、主催者に対して交付金として交付することにより、寄付者は課税優遇の恩恵が得られ、主催者もより円滑な国際会議開催に専念することができます。

このように、非常に多岐にわたる支援メニューがあることが分かるかと思います。
これらの支援は、①参加者数50名以上、②参加国数3か国以上、③開催期間1日以上という3つを満たせば受けられるというのですから、国際会議の誘致・開催を検討されている方はぜひ活用すべき支援メニューと言えるでしょう(※申請手続き・審査あり)。

詳しい支援メニューの内容については、こちらをご覧ください。
国際会議の誘致・開催にご興味のある方はHPのお問い合わせページより気軽に相談してみてください。

アトラスはJNTOの活動を応援しています!

ここまでJNTOの国際会議誘致・開催支援について紹介しました。
国際会議が開催されることは、日本の研究者の方々の活躍の幅が広がるきっかけとして非常に有効な場であると考えます。しかしながら、日本における国際会議の開催はまだまだ限定的であり、さらに開催数を増やしていくために今回ご紹介したような支援メニューをJNTOでは準備されています。

弊社では、日本の研究者の活躍の場を増やすためのこのような誘致・開催活動支援は、非常に高い価値があると考えJNTOの取り組みに賛同しております。
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